キマイラの新しい城
(ΘωΘ)
石動(&アントニオ)シリーズ。
中世の人物と現代の人間との掛け合いがすっとぼけていて面白い。
- 殊能テンテーがロポンギルスといい始めたのは、これが原因か。
- 現代パートと中世パートの交錯は、ポール・アルテ「おぼろげな映像」(L'image trouble, 1995:http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/Reading/index.html)と似ているなぁ、と思ったりもした。読んだことないけど。
- 石動がかかわることになる事件の結末をラストのラストで読むと、人によっては「なんだよ、それ!」と憤るかもしれない。
- けど、それは「殊能ですから」で済ませられる罠。*1
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: 新書
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*1:こんくらいで目くじら立ててたら、デビュー作すら面白くなくなってしまう