キマイラの新しい城

(ΘωΘ)
石動(&アントニオ)シリーズ。
中世の人物と現代の人間との掛け合いがすっとぼけていて面白い。

  • 殊能テンテーがロポンギルスといい始めたのは、これが原因か。
  • 現代パートと中世パートの交錯は、ポール・アルテ「おぼろげな映像」(L'image trouble, 1995:http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/Reading/index.html)と似ているなぁ、と思ったりもした。読んだことないけど。
  • 石動がかかわることになる事件の結末をラストのラストで読むと、人によっては「なんだよ、それ!」と憤るかもしれない。
  • けど、それは「殊能ですから」で済ませられる罠。*1

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

*1:こんくらいで目くじら立ててたら、デビュー作すら面白くなくなってしまう